「…?晴、どおした?」 待てよ、俺。 今何を… 蓮さんと…似てる? あの笑顔を、どこでみた? 「…蓮…?」 分からない。 いや、分からないんじゃない。 思い出せないだけだっ! 「なぁ、晴」 ふいに肩を掴まれる。 「俺はお前の事が好きだから。」 「うぇ?!」 俺の驚きも無視して楓が続ける。 「これだけは、覚えといて?」