そしてやって来た放課後。
何でこーゆー日って早く一日が過ぎるんでしょーかね?泣

龍也の誘いをどう断ろうか悩みながら1人廊下を歩いて居た俺の目の前にはーーー…

「危ないっ!!!」






目が覚めると目に入ったのは真っ白な天井。
『ここ…どこだ…?』
辺りを見渡して見るが、カーテンで仕切られていて分からない。
その時微かに鼻についた匂い。
『この匂い…消毒液の…保健室、か?』
そんな事を思っていた時、閉じ切っていたカーテンがシャッと音を立てて勢いよく開かれた。

「目、覚めたみたいね。」

そこに立っていたのは保険医。
「あ、ハイ…。あの、俺…」

「階段から落ちそうだった生徒を助けて、頭打った見たいよ…あなた。」

頭を打った?
そう言えば頭、痛いかも。

そうですか、そう答えようとした時聞こえた声。

「晴っーーー!!!」

声のした方を向くと、そこには慌てた様子で息を切らしている生徒。
すっげぇ美形…

「晴、お前っ…」
そう言うと俺を抱きしめてくるその人。

え?え?!ちょっ?!!
俺今男に抱きしめられてっ…?!?

「…心配した…」

そう囁いてさらに強く抱きしめてくる。

「あ、の…」
「何だよ…」









「誰…ですか?」







「…え?」