「しっかし二年も片思い頑張ったよなぁ〜!!俺、ずっっと話し聞かされてたんだよ」

ユウキは串を食べながら、もごもご話す。

「いっつもさぁ〜コイツと釣りに行く道程で、延々とエーコちゃんの話し聞かされてたんだぜ〜」

ケータは恥ずかしさを隠すように大声で笑う。

「なんっっかい同じ話しを聞かされた事か。『エーコちゃんが、エーコちゃんが』てさ。」

ユウキは思い返しながらニヤついた『エロ目』で話す。

「そうだったんだ…なんだか恥ずかしいね!ケータ君の気持ち知ってたとか。」

あたしはアスパラベーコンを手に取り、頬張る。

「ま!二人がうまくいってよかったよ。ケータはマジ凄い。だってチェルシーの店長の、エーコちゃんと付き合ったんだから。凄ぇよ!」

そんなに絶賛されると、なんだか恥ずかしい。

「ありがとう。あたし達頑張ってくよ。色々困難を乗り越えてね。」


そう、二人の愛の高ぶりに間違いはなかったハズなんだ…