居酒屋へ行き、ユウキと合流した。

なんか、いつもチェルシーでしか会わないユウキに、居酒屋で会うなんてなんだか変な感じだ。

特に、ケータとあたしが「恋人同士」として会うんだから、なんだか歯痒い気分。

全くそんな恋人なんて実感無いけど…


「お疲れー。」

一足先に、席についてたユウキは煙草をふかしながら、いつもの淡々としたマイペース口調で迎えてくれた。

「お疲れー。」

思わず、恥ずかしくて声が小さくなる。
いつもの調子で話せない自分が居る。

「ユウキ、エロ目過ぎ!」

ニヤつくユウキにケータは突っ込みをいれる。

「エロ目は元からだろ。」

ユウキは、わざと更に目をニヤつかせる。

「まぁ〜ね〜」

あたしとケータは隣同士に座った。

「すいませーん」

ユウキは手を上げ店員を呼んだ。

「エーコちゃんも飲むよね?」

「もちろーん!」

走り寄る店員にユウキは注文した。

「生3つと、枝豆!とりあえず以上で。」