(またか…)

人というのは、随分酷なもので、恋人だった相手を今では「半ストーカー」扱い。

そんな風に、うざいと感じる非常な自分。


罪悪感に悩まされ、押し潰されそうな心を、平常で保ちたいが為に必死で踏ん張っていたから。


メールの内容は…

【昨日、手紙を送りました。僕の想いを綴って…エーコの心に届くといいな。暇があれば、読んで下さい。】


胃が痛い。

こんなに傷つけて、一人の人間があたしを想い、必死に離れまいとしがみついているのに…。

あたしはすっかり、ケータとの愛の高ぶりに燃えて、これからの事を楽しもうとウキウキしている。

笑っている

楽しんでいる

愛する人がいる。

愛してくれる人がいる


彼は…もう涙も流さないだろう。

このあたしを知ったら。