ケータはまだ未成年なので、母親と一緒に留学ジャーナルへ行った。


未成年は親の承諾が必要だ。





駅ビルの中に留学ジャーナルはある。


ついに、ケータは留学の話しを聞きに行った。



「一応6月が予定だけど、夏かもしれないし。とりあえず話しだけでも聞きに行くな!」








ケータ…





行くのを諦めて欲しかった…





やっぱり行くんだね…






6月って、あと4ヶ月?




4ヶ月後には、ケータは隣にいないの…?







あたしは、小さく願った。







『ケータが、話を聞きに行って、諦めますように…』









面倒だったりして、準備も大変で、もっと後にまわしますように…




気がつけば、留学の話が流れますように…









ごめんね、ケータ。




あたし、応援してるけど、本音はね…












行ってほしく無いんだ…










離れたくないんだ…











遠いよ…



アメリカは…