「お前の両親を殺したのは俺だ」





えっ?





「お前はお前の両親に殺されかけたんだ」





「なんッで?」



そう言った私の手は情けなく震えていた





「亜李朱。これはお前の本名だ、


お前は両親を失ったショックで記憶を無くし、



新しい記憶を作り出した





お前自信を守るために」





脆く儚い




私の心