嘘猫はナイフをしまった




「でも、正々堂々じゃあ僕が負けるから今は止めとくよー
あと、仕事は僕がするから」




じゃあねー☆



と言って勢いよく部屋を出ていった




不意にnightmareが私を呼んだ




「あいつの正体は他言しないようにな」






「はい、」



私が嘘猫の正体をばらしたところで何のメリットもないから、




ふと、ある単語が頭をよぎった





「潤……」