次の日、二人でデートに行った後も、同じように自分達を求めた。


「デートか〜いいなぁ」

「行かないの?」

「めんどくさいからね〜♪」



こいつ…超冷めてる。
人のことだからどーでもいいけど!



「色々事情あるからね」

「色々ね〜…」



そう言って立ち上がった瞬間。
私はその場に倒れた。



「紫苑!?紫苑、紫苑大丈夫!!」



…錫也の声が遠ざかってく…。
え、なんで?
次第に目の前が白く霞んでいった。
私は意識を手放した。