律side



「連れて来てくれて、サンキューな」

「ああ」



紫苑と学校をサボって来たかいがあった。
めっちゃすげぇ…!
天国みたいだよ!!
俺的、ここ好きだ。
多分、紫苑も好きなんだと思う。
じゃないと連れてこねぇもん。



「紫苑、俺はお前とずっと…一緒だからな」



俺はそう言って、紫苑の手を握った。



「絶対、絶対!約束…してよ…」

「当たり前だぜ!俺、お前しか好きになれねぇもん」



俺は強く紫苑を抱きしめた。
小学校からの長い長い、片想いは終わった。
紫苑は今、俺の彼女になったから。
たとえ、勉強忙しくても、俺は紫苑とデートしたり、ラブラブするんだ。
たとえ、他の女子が俺に食いついても、俺は紫苑しか見ない。
つか、紫苑一筋。
一生な!