帰り道。
俺は何時も通り、紫苑と下校していた。
今日あったことや、進学とか色々話してた。

ヤバイ…俺…超ー緊張してるわ…。
鼓動ヤベェよ…。
落ち着け!!

気付いたら…施設の前まで来てしまった。
…ヤバイ…あーっと、えっと…。



「紫苑、ちょっと時間…くれるか?」



咄嗟に出た。
俺らしくねぇし!!
いや、今そんなこと言ってらんねぇ…。
とりあえず、気持ち言わねぇと…。



「紫苑…俺の好きな人気になる?」

「え…あ、まぁ…」

「…俺の好きな奴って……宮古紫苑!…お前なんだ…!」

「え……?」

「ずっと好きだったんだ。もしよかったら、俺と付き合ってっ」

「…律のこと好きだよ、親友として。だけど、恋愛としてはわからないから」

「言うと思った。少し考えてから、俺に返事くれよ…」