「雫先輩?聞いてます?」
「あ、ごめん。なに?」

あの日は、1日にいろんなことがあったなぁ。

黎くんに告白されたりした、次の日。

あたしはいつもどおり、1日を終えて、門を出たら、黎くんが立っていた。

黎くんは、 行きがだめなら帰りと思ったらしく。待っていたらしい。

最初は断っていたが、どっちみち一緒のバスに乗るということで諦めた。


そして、1週間たち今に至る。

行きは結城くんと、帰りは黎くんとそんなふうに、毎日は過ぎていく。

そのせいで、誤解を招くことになるとは、思いもしていなかった…。