その態度に、少し強めに言う。
「あのねぇっ…「おい」
あたしの言葉を遮るように、後ろから声がした。
振り向いてみると、立っているのは、結城くん。
結城くんは、じっと男の子たち睨みながら口を開く。
「変われって言われてんだから、大人しく変われ」
そう言うと、ばつが悪そうに3人去っていったが、1人だけこっちをじーっと見ていた。
その子は、黒髪にくりんと目が大きくて、可愛い感じの男の子。そして、あたしの通う桜ノ学園の制服をきている。
不思議に思って、首を傾げるとぺこっと頭を下げられた。
なんで頭、下げられたんだろ…?
いろいろ不思議に思ってると、おばあさんが話しかけてきた。