少し走って着いたのは、中庭。 「ここなら、ほとんど人こねーから」 何でわざわざそこまでして、踊ろうとしてくれる? 「音楽も聞こえるし、穴場だな」 ニッと笑った結城くんに頬を染める。 そして、手をっとって踊りだす…。 フォークダンスだったり、教室で踊ってたダンスだったり。 音楽が止まると同時に、ドサッと地面に座る。 「はぁっ、疲れたぁ」 何分踊ったかわからない。でも、すごく楽しかった…。