♪雫SIDE♪
「雫ッ 、いつまで寝てんの!?」
「…ん、今何時?」
「7時半」
「……ウソッ 」
時計を見ると、針はバッチリ7時半を指している。
「ちこくーー!!」
あたし、桃宮 雫。高校1年生。
ベッドから転げ落ちそうな勢いで、今、飛び起きました。
「おはよっ」
どんなに急いでても、あたしは家族に「おはよう」は、かかさない。
「また寝坊か」
「うっさい」
おはよう、も言わずに嫌みを言ってくるのは、兄の雨音。現在、二十歳の大学生。
「おはよう、お父さん」
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