冷めちゃうから、火を弱火にして置いておこうとした。

何をしよう、と思っていると2階からトン、トンとかなりゆっくり人が降りてきた。

誰が降りてきた、なんて結城くんしかいない。


「…、桃宮?」
「おはよー」

結城くんは1階に降りてきて、ちょっとビックリしたようだった。

結城くんはイスに座って、ぼーっとあたしを見た。