「そんとき改めて、お袋は俺のこと考えてくれてたんだって、わかった。
些細なケンカも、あとから考えたら、ちゃんと俺のこと思ってたからだったんだって…」
話をしている、その表情は険しいのに悲しそうで…。
そんな顔をさせてるのは、あたしだ。
あたしが聞かなければ、こんなに辛そうな顔、しなかったのに…。
後悔が、あたしを襲う。
「そこから、親父とも関係が悪くなった。
翌々考えたら、お袋と親父は仲良かった。
俺が、気づかなかっただけ。
お袋が死んだことで、得たものも、失ったものもあった」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…