うー、頭痛い…。

「大丈夫か?」
「なんとか…」

言いながら、鍵をカバンから取り出す。

鍵をだすあたしを見て、結城くんが言う。

「誰かいないのか?」
「うん…」
「いつ帰ってくんだ?」

鍵をあけながら、質問に答える。

結城くんには悪いけど、頭痛い状態で、質問連発はキツイ。

でも耐えるっ!!

「んー、お母さん今日仕事泊まり込みだし、お兄ちゃんはなんか忙しいって言ってたから…」
「…」
「2人とも今日は帰ってこないとおもうな」
「まじか…」

唖然としながら、呟いている。