「おばあちゃんの、本のお部屋?」
「そうよ。杏里、あなた本が好きでしょう?亡くなったおばあさまがいない今、だれもあのお部屋を使わないでしょ?だからあなたが使ったら?」
「ほんと?!」
嬉しいっ。
本を、いっぱい読めるんだ!
中野杏里、高校2年生。
小さいころから、本を読むのがだいすき。
だから、おばあちゃんの本のお部屋を使わせてもらうなんて嬉しいに他ならない。
「その代わり、ちゃんと勉強もしなさい。」
「はいはい!いってきまーす!」
上機嫌で、私は学校へ向かった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…