「ただいま~」




待ちわびていた声が玄関に響く





「ゆーちゃん!お帰りなさい!」



まだ靴も脱いでない彼に
がばぁっと抱きつく




そんな私を彼は抱き締めて
唇にそっとキスをしてくれる





『ゆーちゃん』





それは私の夫で愛する旦那様



そして『秋山祐介』は

そう…紛れもない私の高校の先生




『秋山先生』なのだ