「どっから回るー?」
「んー・・・」
あてもなく教室を出たあたしたち。
「ひとまずさー。校内見学でもしちゃうっ!?」
「あ、はる、それないすっ☆このがっこうめっちゃ広いもんね・・・」
「うん、トイレの位置は覚えたけど、迷いそうやもん・・・」
「ひとまず、ぐるっとしますかっ!」
あたしの思いつきの意見に千依架が乗ってくれたことから、部活見学は校内見学に変わった。
まだ初めてに近い建物だから、ただ歩いて回るだけでもなんだか新鮮でとても面白かった。
「ここ図書室だ。なんか、めっちゃひろくない?」
鍵がかかっていて、ちゃんと見れなかったけど、やっぱ大きい学校だし図書室もあたしの中学校とは桁が違う感じだった。
「あ!そ〜いえば!」
図書室の中の様子を、入口のドアのガラスの窓のところから見ていたあたしの隣で、突然千依架が大きな声を出した。
「ちょ、なに?!」
「あのさ、希条くん、みつけたのっ!」
「それ、ほんとに!?」
「んー・・・」
あてもなく教室を出たあたしたち。
「ひとまずさー。校内見学でもしちゃうっ!?」
「あ、はる、それないすっ☆このがっこうめっちゃ広いもんね・・・」
「うん、トイレの位置は覚えたけど、迷いそうやもん・・・」
「ひとまず、ぐるっとしますかっ!」
あたしの思いつきの意見に千依架が乗ってくれたことから、部活見学は校内見学に変わった。
まだ初めてに近い建物だから、ただ歩いて回るだけでもなんだか新鮮でとても面白かった。
「ここ図書室だ。なんか、めっちゃひろくない?」
鍵がかかっていて、ちゃんと見れなかったけど、やっぱ大きい学校だし図書室もあたしの中学校とは桁が違う感じだった。
「あ!そ〜いえば!」
図書室の中の様子を、入口のドアのガラスの窓のところから見ていたあたしの隣で、突然千依架が大きな声を出した。
「ちょ、なに?!」
「あのさ、希条くん、みつけたのっ!」
「それ、ほんとに!?」