キーンコーンカーンコーン・・・

授業開始5分前の予鈴がなる。
「あー残念・・・もうちょっと話してたかったのにー!」

「またね彗人くんっ」
「あ、うん・・・。」
あきらかにイケメンくんは疲れた表情だった。

「去っていったね・・・」
「うん、嵐のようだったね・・・」

そして授業は終わり、放課後になった。
するとやってきた女子軍団。

「さっきと違う人たちだ・・・」

「彗人くん、部活何部入るの?」
「あー俺まだ決めてなく

「じゃぁさ!バスケ得意なんだよね?バスケ部の見学一緒にいかない?」
「あたしたち、バスケ部に入ろうと思ってて!」

その男子が喋り終わらないうちに話を進める女子軍団。

「あー俺一緒に部活見学に行くの、もう約束してる奴がいてさ。だからごめんね?」

「まぁ仕方ないっかーじゃぁまた明日ね、彗人くん♫」
「あ、うん。」

そして去っていった女子軍団。
そして教室をあとにした、もういい加減名前を覚えた「彗人くん」

「じゃあはる、部活見学いきますかー!」
「うん。」
あたしも千依架と部活見学に行くことにしていた。