学校は割と近いところにある。
ちょうど校門のまえの当たりに来たとき、向こうから走ってくる人が一人・・・・・

「はあああああああああるうううううう!」
!あれは・・・

「おはよっ!タイミングばっちりっ☆」
「おはよ、千依架」

この子は、前橋千依架(まえばしちえか)同じ新入生。
中学校ころ、同中ではなかったものの、隣の中学校で交流が多く仲が良かった子で、春から同じ高校に入学することになり、話すこともおおくなって、今ではだいぶ仲良くなった♫

「そそ、どーだった?居候先の男はイケメンだった?w」
興味津々に聞いてくる千依架に、「それが・・・
と、まだ会ってないことを説明した。

「えっ!?そーだったん?でも、今日にはわかるってことでしょーっ!?あーなんかあたしも楽しみなんだけどっ♫またどんな人か話聞かせてよねっ」
興味津々な千依架。

「でも、居候先の家の名字の人探せば学校で見つかる気が・・・」
「!確かに!で、どんな苗字だったっけ?き・・・」
「希条さんね。」
「そうそう!なかなか聞かない苗字だけど・・・」
「うん・・・しかも人多いしね・・・」

あたしたち2人が入学するここ、A校は規模がなかなか大きい高校で、生徒数もけっかし多い。とくに、あたしたちの住んでた街は田舎だったからよけいに多く感じる。