そして夜

あたしは明日の用意のことでアヤに電話をかけた


「あっもしもしアヤ~?明日ってさあ~」


「うんうん!」


聞くことも聞き,電話を切ろうとしたとき
あたしは今日あったことをアヤに軽い気持ちで話した


「あ~知ってるその人!
結構有名だよ?北崎乱!!」


「え~そうなの?」


アヤは意外にも彼のことを知っていた
やっぱり有名な不良らしい…



「でもさでもさ!そんなキョドってたんならもしかして,蘭のこと惚れちゃってんのかもよ~♪」


いきなりのアヤの発言にあたしはなぜか赤面した

なんだかめちゃくちゃ恥ずかしかった
なに熱くなってんだろあたし…


「……そっそんなことありえないよ!!」


「はははっ!!まあいい機会なんだからさ!
アドでも聞いちゃいなよ」


「アド?」


「メールくらいなら楽しそうじゃない?」


「んまぁ~…きけたら聞いてみるよ」


そしてその日は終わった