そうしているだけで
あたしは心が洗われるような優しい気持ちになれる。


するとあの通路の方から足音が聞こえた


「…誰?」


とっさに声が出た。
出てきたのは一人の男


「…?」


その人はじっとあたしを見つめてた。


髪は茶色で男にしては少し長くて
背が高くボロボロになっている制服

なんだこの人……


これが彼との出会い。