目覚めると,あたしの目からは大量に涙が溢れ出していた


「…夢…か…」


お母さんをものごごろないときから亡くして以来
寂しい思いをさせまいと必死に男でひとつあたしを育ててくれた
たったひとりの大切なお父さん…

大切な人が傷つくのは
もう見たくない

お父さん…
またあたし,大切な人ができたよ

守られてばっかいられない…

今度はあたしが
守ってあげるからね

…乱



それからあたしは
乱にどんなに冷たくされても
態度を変えることはなかった

嫌われたてしても
うっとうしいと思われても

あたしは乱のことずっと守りたいから…


…好きだから…


一生の片思いでもいい

そばに居させて下さい。