「ってかぶっちゃけ南崎さんたちできてんの?」
はっ!??
あたしは急に顔が熱くなった
「あ~あたしも気になる!!」
「俺も俺も!!」
「あたしも~!!」
あんまり沈黙してもなんだし
惹かれていっていることをみんなに話すのがとても恥ずかしかった
「え~乱のこと~!?」
「うんうん!!!」
リョウはとっても気になってるようでイスから身を乗り出していた
「…なっなんとも思ってないよ!!」
あたしは確実に自分に嘘をついた。
「マジかよッ!??」
リョウが信じられないかのように目をまんまるくさせた
「へ~以外!」
「あんなに仲いいのに」
「なんでなんで?」
理由なんてなかった
ただ恥ずかしくて,
「好き」なんて言葉
口に出したこともなくって
これが恋なのかも分からなくて
みんなに強がって勝手に口が動いてた。
それに乱は…
あたしみたいな女を相手にしてくれるはずがない
乱にはもっと派手で可愛い子がお似合いだよ…
…あたしなんか…