あたしは最後までなにもできなかった

ただそまで泣いて見ているだけ

あるであの時と変わっていない…
大切な人が傷ついていくのを
…黙って見ているだけ…


ボロボロになった乱をあたしとアヤは起こした


「…乱!乱!!大丈夫!?しっかりして!!」


「…へへ」


乱はなぜか笑ってた。
こんなボロボロで…
こんな血を流して…

おさえきれなくなりあたしは言った


「…どうして!??どうして殴り返さないのよ!?悔しくないの!??」


乱はうっすら口を開きながら言った


「…大丈夫…もう…ケンカとか…しねぇから…」


やっぱり…