びっくりした。
乱がこんなに豹変するなんて…
乱はあたしに手をかけてる上級生に飛びかかり胸ぐらをつかんだ
「いい度胸じゃねーか」
「久し振りに派手にやるか?」
乱…ダメ!!…逃げて!!
あたしは必死に訴えた。
しかし声にはならなかった
恐怖で震えと涙がとまらなかった
乱は逃げるどころか
あたしを見て少し微笑んでいた。
…乱?
それからしばらく乱は上級生たちの暴力に耐え続けていた
やりかえすこともなく
ただただ堪えて続ける
…なんで?なんでなにもしないの??
あたしがダメって言ったから…?
あたしを守るため?
やめてよ…このままだったら
…死んじゃうよ…乱…!!!