なれなれしく肩に手をかけてくる上級生たち
あたしはどうすることもできなかった
乱たちが帰ってきた
乱は信じられないかのような目でこっちを見つめていた。
「…乱」
上級生たちが乱を挑発して
あたしの肩に腕を回してくる
きついたばこや酒のにおい…
香水もすごいつけている
すべてが気持ち悪くて小さな声で抵抗した
「…やめてょ…」
「かわいい~」
逆にからかわれるあたし
この瞬間,乱のなにかが変貌した
「…じゃねぇ…」
「?」
乱がなにかを言っている
「あぁ?何言ってんのか聞こえねぇよ!」
そして乱が大声で叫んだ
「手ぇ出すなっつってんだよ!!!」
「…乱」