「おまたせーっ!!」
「おう!!
 遅かったなぁ??」
「だって、琉那がなかなか来てくんないから!!」
そこにいたのは…
(また、こいつか。)
桜坂と、ん?? もう一人は誰だ??
「あ、そうそう。
 こいつは、俺の親友の彗。」
「俺は、星野 彗(ホシノ スイ)
 よろしくな。」
「あっうん。
 よろしくね!!」
「それじゃ、帰りますか♪」
「だね!!」

「星野は、家どこなの??」
「俺は、奏太の家の、すぐ近く。
 南沢は??」
「琉那は、桜坂と同じマンションだよ。」
「お前ら、一緒なんだ!!」
「そうだよ!!」
「野下は、家どこ??」
「あたしも、琉那の家の近く。」
こうして、お互いの家の話をしてた。
「じゃあ、俺ここ曲がるから。」
「玲奈も、ここ曲がるよ!!」
「じゃあ、またねー!!」
「うん、ばいばーい!!」

玲奈と、星野が曲がったから、ここからは琉那と桜坂の2人きり…。
「なあ??」
「何??」
「今度4人で、どっか行かねぇ??」
「どっかって、どこ??」
「どこだっていいけどさ。」
「じゃあ、どっか遊びに行こっか??」
「おう!!」
まだ、出会って2日しかたっていない。
けど、琉那達が仲良くなるのに、時間はかからなかった。
ただ席が隣で、マンションが同じってことしか、共通点がない2人だったけど、今では、ずっと前からの友達だって、思うほど、仲良くなった。
「そーえば、南沢の家、何階??」
「琉那は、4階だよ。
 桜坂は??」
「俺は、5階だよ。」
もう、マンションの下まで来ていた。
エレベーターに乗り、4階に着いた。
「じゃ、またな!!」
「うん、またね!!」