大人になってから俺たちが出会ってたなら、運命は変わってたのかな?



だけど運命を変えたいと願うほど、決められた運命は変わらないんだと俺はしらなっかた…




「た・い・し・くぅ~ん!」




甘える声で蓮夏が抱きついてくる。




こういう時は、かまって欲しいときだ。




「なんだよ~かまって欲しいのか?れ~んちゃん♪」




頭をなでなですると満足そうに微笑む。




俺らは二人の世界に今日も旅立つ・・・




予定だった。





「…おい!!俺らのこと忘れてないよな?」




低い声が聞こえ二人は完全フリーズ。




そっと声のする方を見ると、怖い顔をした悠がいた。




顔を見合わせぱっと離れた俺たちは声をそろえ、「ば、ばっちり覚えてます!」と…(笑)