「うわっ!さっむーい!!!」




この前見たいに誰も送ってくれないから電車とバスを乗り継ぎ遥々やってきた海。





そこでの蓮夏の第一声がこれだ。





「だから寒いって言っただろ?」





相当寒いのだろう。




俺の腕にいつもより強く抱きつき、体を小さくする蓮夏





「だってまだ秋だから寒いって言っても涼しいぐらいだと思ってたんだもん…」





唇を青くし震えさす蓮夏の肩を抱き強くさすってあげた。




涼しいぐらいって・・・
どんなけバカなんだよ。





って言っても蓮夏は学年でトップクラスに賢いはずだけど





「秋って言っても海は風が強いから、街よりも寒く感じるんだよ。」





「そーなのー!?」