「んんっ。ダメ。」

「なにが」

「んっ。ダメぇ。」

バチン。

オレは叩かれたことによって、やっと我に返った。
オレは何をしてしまったんだろう・・・。
真由は頬を真っ赤にして、すこし潤んだ目でオレをみている。

「ごっ、ごめん。」

「ばかぁ。あんなことされたら期待しちゃうじゃん。」

「き、期待?」