「おばあちゃん 雪祐くんて覚えてる?」

「あぁあのちっちゃい男の子のことかしら?」

「そうそう!結局あの冬休みこれなかったからもう一度会いたくて」

「それなら昔の記憶を辿って雪祐くんのおうちに行ってきたらどう? お互いの成長にびっくりするじゃないかしら」


「じゃあ明日の朝行こうかな」



「ほほほ また雪祐くんを連れてきてちょうだいな
みんなでお鍋できたら
おばあちゃん嬉しいわ」

実はおばあちゃんはひとりくらし。
おじいちゃんは私が生まれる前に亡くなったらしい。