「「「ぴんぽーん」」」


「はーい」


インターホンを鳴らすと
中からおばあちゃんがでてきた。


「…杏仔 大きくなったわね…」

おばあちゃんは泣きそうになっていた。

昔はだいのおばあちゃん子だったわたし。


10年の月日の中で年賀状や手紙のやりとりはしていたものの
会うことはなかったから
なんだかほっこりした気分になれた。