そう言いながらココナはシュッシュッと拳をつき出す。
「…へぇ?
そうは 見えなかったね。」
『ん?
あんた…いくつ?』
「あぁ、自己紹介ね。
名前は炎城次和真。
歳は 高校1年で誕生日まだだから…15だな。
通ってるトコは、龍桜高校だな。
あとは…」
『もういいわ。』
「え〜?そうか?」
『おい、えん…じょうじ』
ココナは恐る恐る炎城次の名前を口にする
「ん?和真でいいよ」
『かずま。』
「ん?」
『………もう、持ち主の身体に戻らせてもらう。』
「えっ!?
あぁ…そう?」
『だから、悪いが先に失礼する。』
「あぁ、じゃあね?
あっ、待って?」
『………何だ?』
「持ち主には 今の記憶は残るのか?」
『知らん。』
「えぇ〜!?
今までも何回も同調してたんだろ」
『私がでしゃばったのは初めてだ。』
「は?」
『クスクス。
安心しろ? どうせもう次期会うからな。』
「…は?」
『……………私はそろそろ目覚める。』
ココナはそう言って倒れた。