“レッドエンブレム”

それは 日本最大の勢力を持つと言われている、

族。


「“レッドエンブレム”だと?
………〜っ!


分かった、分かった。
もうクスリとかやめっから!」


男性は 倒れていた 男性達を必死に叩き起こしその場を去った。




その場所は 少女と青年だけになった。



「………いやぁ〜、元はアイツら潰すだけだったんだけどなぁ。
とんだ拾いモノだぜ。」



少女は意味が分からないと言ったような顔で首をかしげる。



「………目覚めてたんだな。
――――キング。


…いや、 キングココナ。」




青年がそう言うと少女はニヤリと笑った。



『あれれ〜?
知ってんの?私のこと?
じゃあ“レッドエンブレム”のなかでも幹部には入ってんのかな?』


「………ははっ。

あぁ、もちろんだ。」




そう。少女とは。
あの伝説の…


如月ココナ。

通称・キングココナ。



『久しぶりで腕なまってらぁ』