─夏休み──

毎日かかさず、雄介の家に行く。

その度、帰ってから深夜に近づくにつれて
雄介が、「別れよう」って突然言う。
その度、私はいつも嫌がる。
そして連絡がとれなくなる。。

そうなると始発の電車に乗り
雄介の家に行く。

インターホンを押すと
雄介は決まって「何?」と言う。

雄介の部屋に行き、
私は、泣いて「別れたくないよ」と言う。

そしたら雄介は、
あたしの頭をなでて抱きよせて
「大丈夫だよ」と言う。

そして私達は仲直りする。


その頃から、雄介は
送り迎えしなくなってた。

別れ話も喧嘩もあったけど
仲良くやっていた。