昔、学祭でコント をやった時、これ で叩いた頭のこと を思いだし、不安 定にはしゃいだ。 時間通り喫茶店 に着くと、道路に 面した窓辺の席に 、無事、煙草をく わえた懐かしい横 顔を見つけること ができた。灰皿に は死骸のように積 み重ねられた吸い 殻の山。嫌な予感 がした。彼がたく さん煙草を吸うの は、苛ついている 時だ。