河賢はふるふる首

 を振ろうとしてか

 ら、頷こうとした

 。しかし、今にも

 泣きだしそうなと

 もかの顔をじっと

 見て、思い直した

 ように首を左右に

 振った。

 「変化は、離れれ

 ば止まりますです

 。ともかさんはま

 だ大丈夫」

 「そんな……そう

 なの」

 なんだそうなの。

 ほっとしてしまう

 自分が悔しい。

 「ずっと一緒に居

 る」