「ふぅん」

  そうなのか。水

 に流されるなんて

 、めちゃくちゃ怖

 いけど……安全な

 ら。

  覚悟を決めて彼

 の手首を掴んだ。

 引っぱって、行列

 の最後尾につく。

 「ともかさん?」

 「はぁい」

 「どうしてならぶ

 んです」

 銀の盆をずらして

 、へろっと首を傾

 ける。

 「やりたいんでし

 ょう?」

 聞くと、カパッ! 
 目を見開き、彼は

 口をパクパクさせ

 た。