そうっと、とっ

 てみるとそれは河

 賢の爪だった。

  いつの間に……

 もしかして河賢が

 付けといた?

 「あ!」

 あの時。バクに襲

 われた時、呼んだ

 ら来てくれたのは

 、これのおかげ?

 「かわけんかわけ

 んかわけん」

  試しに唱えてみ

 ると、案の定、河

 賢が召喚された。

 ほっぺたを涙が流

 れている。ハッと

 した様にカパッと

 クチバシをあけて

 、彼はごしごし目

 をこすった。