「ぎゃあああああ !」 泡をふきながら悲 鳴をあげると河童 がすっとんできた。 「ああ」 ともかの悲痛な顔 を、頬を染めてく つくつ笑う。 「これは大丈夫で すよ。無害です」 「き……気持ち悪 い」 「ではこれを」 ほうきを渡された 。掃くようにして とれと仕草で示さ れた。彼はぴよー んぴよーんとスキ ップしながら、網 をなまこでうめて いく。