ちぶり駅に到着し 、改札を通り抜け る時、おまわりさ んに呼びとめられ た。ともかは硬直 して変な汗をかい たものだが河童は 冷静だった。 「罰ゲームなんで す。あいすみませ ん」 片手でおがんで軽 々とその場をあと にした。剛健であ る。 かき氷の容器を 潰して手提げにつ っこんだ。彼は容 器もスプーンも食 べてしまった。