「はははっ」 は声に出せなかっ た。 「食べ終わってか ら繋げばいいじゃ ん」 言うと、彼はじわ じわと表情を明る くした。 「ではこれをお持 ちください。水避 けです」 鋭い爪を剥がして さしだした。 「水避け」 なんて便利な。ん ? じゃあ最初か らこれくれてれば 、こないだも手を 繋がなくても、川 の中で息できたん じゃない。