「恋に最低も最高

 もないって」

 「そうそう。略奪

 愛ってやつだねぇ

 。憧れるかも」

 ぴちぴちと肉感的

 な胸を寄せるよう

 に腕を組んで、堀

田さんは首肯する。

 「百合子もやるね

 ぇ」

 「もっとサバサバ

 した子かと思って

 たけど」

 「サバサバして見

 せて、悪どい手を

 使うのはともかの

 ほうかと思ってた

 けど」

  なによそれ。