リビングに帰ったら、姫依の姿はもうなかった


健太君、帰っちゃった


「う~?」
「ん?大丈夫よ!あたし元気だって」


優莉の悲しそうな顔をまた見てしまった


「優莉、お散歩しに行こうか?」
「きゃっきゃっ」


優莉はお散歩が好きだもんね


「でも、ミルク飲んでからね」


優莉は、そのあとめっちゃ真剣にミルクを飲んでいた


よっぽどお腹すいてたのね


ミルクも飲み終わり、あたしは優莉を抱っこしてげっぷを出させていた


背中をポンポン叩いていた


「げっ」
「お?げっぷ出たねぇ。偉いえらい」


優莉の頭をなでて、温かいはおるものを着せた


「お散歩行こうね」


優莉は嬉しそうな顔をしていた


「いってきまぁ~す」