「いやいや、共通点でつながってるだけだって」


あたしに代わって健太君が次そ―言った


「もう付き合っちゃえば!?」


姫依の発言に、また目を丸くした


「あたしジュースとってくるよ」


その場からあたしは逃げた


もう6時半じゃん


優莉にミルク作んなきゃ


ミルクの粉と水を溶かして、温めた


「やっべ!もう6時半じゃん、健斗にミルクあげなきゃ。俺帰るわ!」
「マジで?健太大変だなぁ」
「莉子は?莉子どこ行ったのぉ?」


姫依の寂しそうな声に、答えたら姫依がこっちに来た


「莉子もミルク作ってるの?」
「そうよ?ウチ母乳出せる母親居ないからね」
「莉子が母乳出せば?」
「はっ!?無理なのよ」


姫依は何言いだすか分かんないわ


「姫依ミルクあげたい!」
「だめぇ~、優莉が首座ってからね」
「分かったぁ」


姫依は、絶対あたしが言ったことを守ってくれる


まー、たぶんあたしの顔が怖いんだろうけどね


「姫依、俺帰るわぁ」
「えぇ~、愛ちゃん帰っちゃうのぉ?」
「お~、帰るわぁ」


愛斗くんが帰るっていって、姫依が愛斗くんのほうへ行ってしまった


「優莉~、ミルクの時間だよ。起きて?」


ぐっすり眠っていた優莉を起こす


「う~」
「優莉?大好きなミルクだよぉ?」