「ただいま~、優莉ここがあなたのお家よ」


優莉が嬉しそうに笑った


まだ話すことができない、優莉は笑ってあたしに伝えてくれる


優莉の頭をなでながら、リビングに入った


優莉をベビー駕籠に乗せて、あたしはご飯の準備をした


ん?もちろんお昼ごはん!


優莉は、ご飯が食べられないから温かいミルクを作ってあげる


今日、先生から赤ちゃんのことをすべて聞いた


ゲップとか、オムツの替え方とか色々


ミルクの飲ませ方とか


ミルクが出来上がって、優莉に近づくと


優莉は『きゃっきゃっ』と嬉しそうに笑った


優莉にミルクをあげてる最中


「おいしい?」


おいしそうに飲む優莉をみて、なんだか嬉しくなった


「ごめんね、母乳で育ててあげられなくて」


あたしが泣きそうになると、優莉は悲しそうな顔をして飲むのをやめた


「・・・もしかしてあたしの気持ちがわかるの?」


優莉の悲しそうな顔を見るのがいやになった


「ごっごめんね優莉!もう悲しくないよ」